アメリカ文学史
『アメリカ文学史 講義1 新世界の夢』亀井俊介著 を読んで。
なんか、いいなぁ、と思ったので、書いておきたいです。
何がいいかというと、語り口調で、わかりやすくて、公平な感じで、通りいっぺんのテキストを読んだだけではわからなかった雰囲気というか、アメリカ人作家たちの生身の姿を、身近に感じられる感じが、よかったです。
血が通っている講義なんですね。
これは実は、日大通信教育学部、文理学部、文学専攻、英文学で、アメリカ文学史 N30200 を担当されている 北原安治先生による「学修指導書」の中に列挙されていた 推薦図書のうちの1冊です。
全部読み終わって、最後に著者 亀井俊介さんについて確認してみると、東大の先生なんですね。
東大でした講義を録音して、それを文書にした。
ああ、だから、語り口調なのね、と思ったし、ああ、素晴らしいな、とも思いました。
だって、私は東大に行ってないけど、東大で行われた講義を聞いたのと同じでしょ。
感激しました。
それで、さっそく、「講義2」 も図書館のネット予約をいれました。「講義3」まであって、全3巻です。
紙の本って、いいですね。
目に優しいし、持ち運びできて、電池切れとか気にしなくていいし、いきなり電源が落ちたり、画面が固まったりという心配もなく、頼りがいがあります。
途中で眠くなったら、しおりを挟んで、寝てもいいし…。
図書館で借りられるというのも、いいですね。
返せば、荷物にならないし。
買って後悔するということもなく。
アメリカ文学史の科目習得試験さえ、受かってしまえば、それで勉強は終わり、じゃなくて、もっと次々とアメリカの文学作品を読んでみたくなる。
今までランダムに読んできたアメリカ文学作品、アメリカ人作家たちが、私の頭の中で少しずつ、時系列に並べ変えられ、その時代での位置とか、意味とか、そういったものも、少しずつ分かってきて、勉強するって、本当に楽しいです。