英語とバレエ  Ballet and English

英語とバレエ         どちらも練習が大事

It’s all about practice. ---Ballet and English---

 バレエも英語も、とにかく練習あるのみだ。繰り返し練習することで、身につけていく。(バレエに限らず、スポーツなら何でも、あるいは楽器の演奏など実技系はなんでもそうだろうが)
 ここで言う英語とは、いわゆるコミュニケーション英語である。学門としての英語ではなく、純粋にコミュニケーションのツールとしての、英語。それは勉強というより、実技だ。
 
 子供のころバレエを習わせてもらえなかったので、私は大人になってからバレエを始めた。勤め始めた20代から50代に至る今まで、旅・結婚・移住・出産・子育ての合間を縫って断続的に。現在は福井駅前のアオッサというビルにある『手寄バレエスクエア』というところで習っている。万年初心者で、バレエというより「オバサンのちょっと気取った健康体操」と呼んだ方がいいかもしれない。

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    バレエは上手い人がやれば、見た目が優雅な運動だが、実際は血と汗と涙が滲むような努力を要する、きつい運動である。それを自ら好んで、お金を払ってやりにくる私と同年代の女性たち。私たちはマゾヒストなのではないかしら…?としばしば思う。この年になって、これからバレリーナになれるわけでもないのに…。せいぜい、誰にも内緒で発表会に参加して、密かな自己満足を得るくらいだ。(バレエを習っているなんて人に言ったら、嘲笑されるだけだし…。)
 
   しかし、大人になってから始めて、師範の域にまで達した人も中にはいる。そんな人のひとりが、М先生である。(手寄バレエスクエアには、複数のバレエ講師がいる。)

    М先生から、私に「英語を習いたい」と言われたときは、びっくりした。
    バレエでは教えてもらう立場の私が、М先生に、英語を教える…。
    なんだか始めは気恥しかったが、今では気持ちを切り替えて、やっている。
    私の英語レッスンは、私が「教える」というより、生徒さんに自分で練習していただく、その過程や成果を私が確認する、というものだ。

    М先生はバレエ講師のほかに、フルタイムでお仕事をしていらっしゃる。趣味も多彩で、英語のほかの習い事もされている。私の英語レッスンには月に2-3回、お仕事帰りに寄られるだけだが、さすがは練習好きなМ先生、徐々に上達される。

    実はあともうひとり、バレエ教室で親しくなった人(生徒のひとり)も、習いに来てくれている。彼女は、お金も時間もある上、やはり練習好きなせいか、どんどん上達する。
    このふたりが、私に英語を習いたいと言ってくれたことを、とてもありがたく思っている。ふたりとも、私がうんうん、汗を流して、バレエの基礎を、できるだけ正確に、先生の指導通りにやろうとしているのを見ている。その姿を評価され、信頼されたようで、嬉しい。

 

 

    英語レッスンの始めに、いつも生徒さんに近況を英語で話してもらう。

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    ある日、М先生が、こんな話をしてくださった。

    仕事で大阪へ会議に行った日の夜、大手バレエ用品店が主催するバレエのワークショップに参加してきたと。それが、とても勉強になったと、嬉しそうに話された。 
    私は思わずOh, we are the same! と叫んだ。私もМ先生も、人様に教える立場であると同時に、自らも学び続ける人なのだ。いや、どちらかというと、ずっと学び続けたい人、練習が好きな人で、少しだけ人様より進んでいる分、どうやって上達していくか、その方法を教える、というタイプなのだ。  
 バレエより英語が有利な点は、ほぼいつでもどこでも練習が可能という点だ。バレエは、バレエスタジオでないと、なかなか難しい。自宅で練習して怪我した人を何人か知っている。
   英語は、いわゆるネイティブスピーカーの音声を聴いて、それを真似るというのが主な練習方法だが、通勤途中の車の中でも、バスや電車の中でも、歩きながらでも、家事しながらでも、ちょっとした隙間時間にできる。
 
   いずれにしても、練習好きな人が、英語もバレエも、上達していく。

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