日本の未来は… 旅に出て 2020年1月
2020年1月20日~22日 ひとり旅①
旅に出て、知らない町を歩いた。
あれはいつのことだったろうか。
あれはどの町だったろう。
あの町も、この町と似ていた。
日本の、どの町も似ている。
私たちが住む町と…。
日本の地方都市。
駅の周辺の、シャッターが下りている商店街。
少しでもにぎやかにしようと、シャッターに絵が描かれている。
そこはかつて栄えていただろうと想像できるが故に、なお、うら寂しい。
ガレリアという呼称がついている商店街。
ガレリアとは、イタリア語で「屋根のある商店街や歩行者用道路」のことだ。
一時期、どの地方でも、その言葉が使われたのだろう。
ガレリア○○町。
〈https://play-life.jp/plans/14247より転写〉
日本の人口減少が進んでいる。
世界でもっとも少子高齢化が進んでいる国と、言われている。
その実態を肌で感じた旅だった。
松本零士が描いた『銀河鉄道999』の未来世界と重なるような気がした。
富める者と貧しい者の二極化が進み、貧しい者は廃墟のようなところに住んでいるのだ。
〈bing.com/imagesより転写〉
しばしば優れた作家は、未来を予期することができ、それを象徴するような物語を描く。
世界的には人口増加が進み、近い未来の食糧危機が叫ばれている。
ところが、日本をはじめとして、いわゆる先進国では人口の減少が進んでいる。
日本は、これからどうなって行くのだろう。
「日本の未来はwow,wow,wow,wow世界が羨むyeah,yeah,yeah,yeah」
という歌が20年前の西暦2000年に流行った。
〈https://nilisoku.jp/blog-entry-2157.htmlより転写〉
あのころは、そう見えたのだろうか。
世界の富豪、投資の神様と言われている、ジム・ロジャーズという人は『日本への警告』という本を書いた。(2019/7/20)
彼は「僕が10歳で日本に暮らしているとしたら、移住を考えるでしょう」と言った。
日本の未来は暗いというのだ。
〈Amazonサイトより転写〉
私には、3人の子供とひとりの孫がいる。
彼らはこの先、どんな日本に直面するのだろうか。
人類の未来は明るくないから子供を持たない、という人たちがいる。
ある意味、賢明なのかもしれない。
日本の人口減少を少しでも食い止めるために、私は3人、子供を産んだ。
そう言って、平気な顔でいられるほど、おめでたい私ではない。
AI 人工知能ロボットが、労働力不足を補う?
外国人労働者を大量に受け入れる?
日本は、日本でなくなるのだろうか。
いや、今までにも、日本は変わってきた。
縄文時代から弥生時代に移る時、大陸から大勢の人たちがやってきた。
それまで住んでいた土着の人たちは、北海道や沖縄に追いやられたり、混血したりして、今の日本民族が形成された。
私たちは、その人たちの子孫だ。
私たちの子孫は、これから、どうやって生き延びてゆくのだろう。
日本は、世界は、地球は、どのように変わって行くのだろう。
計り知れない未来。
私の力の及ばない未来。
グレタ・トゥーンベリというスウェーデンの16歳の少女が、私たち大人を「許さない」と言っている。彼女たち若い世代に、環境問題の負債を残す私たちのことを。
〈bing.com/imagesより転写〉
厳しい現実を、肌で感じた旅だった。
私には、何が出来るのだろう。
希望は捨てたくない、と思った。
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